
所在地:富山県高岡市
アクセス:JR雨晴(あまはらし)駅から徒歩5分。能越自動車道(のうえつじどうしゃどう)の高岡北ICから車で15分。
概要:雨晴海岸(あまはらしかいがん)は「日本の渚百選」、「白砂青松百選」、「日本の海水浴場88選」に選ばれる絶景スポットで、古くは万葉の歌人、大伴家持(おおとものやかもち)が雨晴海岸から見える風景を愛して多くの歌を詠んでいます。
雨晴海岸でまず目に入るのは女岩(めいわ)、そして、日本海越しに見えるのが標高3,000メートル級の立山連峰。
一年中素晴らしい景色を楽しむことができますが、特におすすめなのは冬です!
雪の積もった立山連峰の美しい姿と、冬の朝だけに見られル自然現象の気嵐(けあらし)という幻想的な絶景に出会える可能性があります。
気嵐というのは10月末~2月末ごろまでの寒さが厳しい日の早朝(5時~8時ごろ)に見ることができます。これは大気が冷え込み海水との温度差が生じることで霧が低く立ち込める現象です。黄金色に輝く朝日に浮かぶ気嵐(霧)、その向こうにそびえる雄大な立山連峰は圧巻!
海上から3,000m級の山が見える場所は世界的にも珍しいといわれ、アクセスもいいことから多くのカメラマンが訪れます。
展望スポットとしておすすめなのは「道の駅雨晴」です。24時間開放している展望デッキからの眺めが秀逸です。
雨晴海岸という地名の由来は源義経に関係があるといわれています。兄の源頼朝から逃げる源義経一行が奥州を目指している旅の途中、にわか雨に降られてしまい、雨宿りをした場所が雨晴海岸にある「義経岩」だという伝承があります。この義経岩は別名「雨晴岩(あまはらしいわ)」といわれています。そしtえ雨晴海岸の近くには歌舞伎の演目である「勧進帳」のモデルである「如意の渡し」もあります。